【 嬲る風、無垢な瞳 】 初出-2010.04.07
叔父(医者)× 甥(中卒) 催眠術、玩具扱い、歪んだ愛
「おいで。久幸」
叔父が僕を呼んでいる。
その長い腕を広げて。
ふらふらと誘われるように、僕はその腕の中へと歩いて行った。
「良く出来ました。……いつものように気持ちイイことをしながら久幸の病気を治療しようね」
優しく囁かれる言葉にコクンと小さく頷いて、自分から叔父の胸元に両方の手のひらをあてて縋った。
これでやっと、この身体に溜まっている熱を放出することが出来る、と。
どんなに、叔父の帰りを待っていたことか。
僕に巣くう完治が難しいという病気。
男を無意識に引き寄せるという淫気を叔父に治療してもらえるのだ。
さっきまで誰も居ない部屋で熱く疼く身体を必死に抑えていた。
まだ病気は治っていない。
早く薬を打って貰わなければならないと焦ってしまう。
重苦しい空気に窒息しそうだった僕は、叔父の腕の中で自分から服を脱いで診察の準備を始めた。
叔父の指が、そんな僕を褒めるように背中に回される。
大きな手のひらと何とも言えない暖かさに、心臓の鼓動がドクンと鳴った。
幼い頃から病弱だった僕は、医者である叔父の助言に従って高校入学をやめた。
両親も、病気を治すことが先決だと、それを賛成してくれたのだ。
だが本当のところ、僕は両親が思うほど病弱ではなかった。
高熱が出て寝込んでしまうのは、家を出て男の視線を受けることに恐怖を感じるからだ。
僕を見る男の視線が、何故か僕を怖がらせた。
服を剥ぎ取られ、何か不穏なモノで身体中を弄られて、僕ではない僕に変えられてしまうようで気持ちが悪くなるのだ。
同級生や上級生にも同じような気配を感じてしまい、僕は気が狂いそうだった。
或る日、耐えられなくなった僕は、医者である叔父にこっそりと相談した。
どうやったら、普通の生活が出来るようになるのだろうと。
「そうだね。治す方法はあるよ。でもね、それには時間が掛かるんだ。だから、せめて中学校は卒業しなければ駄目だ。そうしたら、私が君を全力で治療してあげよう」
優しい叔父のこの言葉に救いを求めた僕は、卒業出来るギリギリの出席を確保してこのマンションへとやって来ていた。
広い部屋を自室として貰い、もうすでに八ヶ月が過ぎている。
隣県にある高層マンションに叔父は一人で住んでおり、独身だったから僕も気兼ねなく同居することが出来たし、両親も安心して送り出してくれたのだ。
昼間は病院で勤務する叔父だったが、個人病院の院長で朝は重役出勤、夜も八時前にはマンションに戻って来てくれる。
そう、今日のように、僕の身体の熱を冷ましてくれる為に。
「熱はね、身体の中の悪いモノを出そうと頑張っているんだよ。だから、出来るだけそれを手伝ってあげなくちゃいけないんだ」
「身体が熱くなるのは、久幸の身体の中に男たちを惑わす悪い淫気が溜まっていて、外に出ようと足掻いている証拠なんだよ。だから、もっと身体を熱くして、悪いモノを排出しなくちゃね」
叔父に全裸を見られるのは恥ずかしかった。
その大きな身体に抱きすくめられるのも。
けれど、叔父の低い声で「これは治療だよ」と囁かれると何故かうっとりしてしまう。
幼い頃からそうだったように。
両親が留守の時、叔父が実家を訪れて、お医者さんごっこした時を思い出すのかも知れない。
そう、僕の身体は叔父の長い指に触られることに慣れているのだ。
「さあ、久幸。また悪いモノが中に溜まっているようだから、私が治療してあげるね」
何も遮るものがない僕の身体を、叔父が優しく見下ろして微笑む。
「うん、叔父さん。……あっ、間違えちゃった」
眉を顰めた叔父の機嫌を直そうと、シャツを羽織っていても分かる逞しい胸元に唇を寄せ、そっと上下に滑らせていく。
やがて辿り着いた場所は、大きなテントを張っていた。
ソレは、僕の身体から悪いモノを取り除いてくれる、この世で一番尊いモノ。
嬉しくてニッコリ笑った僕は、何の躊躇もなくソレをスラックスから取り出した。
太くて長い叔父のペニスは、もう先端が濡れていて僕を誘っているようだ。
口腔に咥え込み、舌で何度もディープスロートすると、更にソレが大きくなった。
咽喉奥を突く勢いに苦しいけれど、外そうとは思わない。
( コレは僕のモノ。誰にもあげない )
濡れて淫らなペニスを口から引き出すと、舌を伸ばして草叢まで何度も舐め上げる。
睾丸も舌で転がすように舐めて唾まみれにした。
「はぁああああ~。美味しいっ。せ、先生、お願い、します。僕の、僕の身体から悪いモノを追い払って」
濡れ濡れのペニスを両手で掴み、「コレで追い払って!」と上目遣いに叔父を見つめた。
妖しく光る叔父の目が、僕の身体をいっそう熱く高ぶらせていく。
( あぁ。早く、僕の淫乱な身体を鎮めてっ。このペニスで身体の中心を貫いてっ。お願いっ、お願いだからっ!)
身体の疼きは益々酷くなり、叔父のペニスで注射して欲しかった。
そう、幼い頃、何度も叔父の指でお尻の穴を弄られた時のように。
▲▲▲
幼稚園に通い始めた久幸に、何度欲情したことだろう。
同い年の子供たちが羨ましかった。
嫉妬に狂い、笑いながら立ち話をしている久幸を抱き上げて家に戻ったこともある。
兄夫婦が忙しい時、一人になる久幸と一緒に留守番をしながら、その柔らかい肢体を撫で回した。
その頃から、自分は狂っていたのだろう。
中途半端な催眠術を試みて、久幸の心に男という人種を恐ろしいモノだと刷り込ませた。
両親以外に頼れるのは、この私だけだと幾度も繰り返して。
繊細な心を持つ久幸は、あっさりと術に嵌まってしまい、今では私の玩具として順調に成長している。
自分から腰を振り、猛ったペニスを欲しがって懇願する様は、私の嗜虐嗜好を刺激して、深夜遅くまでその淫乱な身体を貪ってやまないのだ。
「せ、せん・・・せいっ。あぁああんっ! もっと、もっと突いてぇ~~」
何処もかしこも、実に私好みの身体と心の持ち主だった。
ワザと冷たく接すれば、どうにかして機嫌を直してもらおうと更に淫乱な行為を自ら進んでしてくるのだ。
「本当に可愛いな、久幸。お前は、私の大切な玩具だよ。いつまでも手元で虐めて嵌め殺してやるよ」
狂乱し、虚ろな目で私を見つめる久幸は、その言葉の意味を理解出来ていない。
けれども、私が優しく言葉を掛けたことが嬉しいのだろう、ニッコリと微笑んだ。
「いい子だ。私の言う通りに生きていくんだよ。そうしたら、お前を脅かすモノはどこかに行ってしまうからね。私だけを見つめていれば安心だ」
喋りながら右の乳首を捻ってやると、高い嬌声を上げて喜ぶ。
耳に心地よい声がもっと聞きたくて、左の乳首に嵌めてやったリングに指を引っ掛けて思い切り引っ張ってやった。
悲鳴を上げて涙をボロボロ零して悦ぶ久幸の唇に唇を寄せた。
無意識なのだろう、自然な仕草で舌を絡めてきた。
無垢で淫乱な玩具が可愛くて、キツい締め付けで私のペニスを咥え込んでいる尻の穴に指を二本、強引に差し込んでやった。
▲
太く長い注射が、僕のお尻に突き刺さっている。
けれど、これは僕の欲しいモノじゃない。
もっと歪に膨張し、濡れ濡れの赤黒いモノが欲しいのだ。
どこにあるのだろう。
必死に周りを見渡すけれど、ソレはどこにもなかった。
「ぃやぁああああ! や、だっ、ぃやだよぉ~~。どこっ、どこにあるのっ!」
どんなに叫んでも、僕の求めるペニスが見当たらない。
「やだっ、よぉ。おね、お願いっ。お願いだから、ペニスっ、ペニスっ頂戴っ!」
ブブブブブっ。ブブっ、ブブブっ。ブブブブ、ブブブブっ。
単調なリズムを繰り返すバイブじゃ身体の疼きを止められないのだ。
叔父の極太のペニスでなければ、僕の身体は満足してくれない。
欲しくて、欲しくて。
誰も居ない自室で、僕は叫び、ソレを求め続けた。
何時間経ったのだろうか。
扉の開く音がして、叔父が部屋の中へと歩いて来るのが見えた。
ベッドの上で全裸のまま仰向けになり、四肢全てを太いチェーンで繋がれて身体を開いている僕の元へとまっすぐに。
涎を口の端から流し、涙まみれの汚い顔と、握り手を残して尻の奥深くまで入っているバイブとを交互に眺めた叔父が笑った。
「どうだい? 久幸の中の悪いモノは出て行ったかな?」
ズンっとバイブをより奥へと押し込まれ、悲鳴を必死に噛み締めて抑えた。
こんなモノで悦んでいると思われたら、本当に欲しいモノが与えてもらえなくなる。
フルフルと顔を横に振り、叔父を見上げて懇願した。
「お願い、します。先生の、先生の太いペニスで僕の中を掻き回してっ! お願いっ、もう我慢、ぅくっ! 出来ないのぉっ~!」
僕の言葉に、叔父がニッコリ微笑んでくれた。
( あぁ、これで。この淫らな身体の疼きを止めてもらえるんだ )
安堵したのも束の間、おもむろにズボンのジッパーを下ろした叔父は自らの極太ペニスを取り出すと、僕の口へと無造作に突き入れてきた。
「ふむぅうううう~。んぐっ、ぐうぅ。んんぐっ、んっ、ぅぐぅううう~~っ」
咽喉の奥へと垂直に貫かれ、殺されるような恐怖を味わいながら、早く叔父を満足させようと口腔を震わせる。
「ぐっ」
どれくらい頬張っていたのか、呻くような叔父の声に、ハっとして口を窄めた。
次の瞬間、大量の精液が咽喉を濁流のように下っていく。
零すまいと必死に飲み込むけれど、口の端から次々と零れていってしまう。
「っふぅうう~~~。……はっ、はぁ、……はあっ……」
ようやく最後まで出し切って満足したのか、叔父が少し小さくなったペニスを引き出してくれた。
新鮮な空気が一気に流れ込んできて、僕は激しく咳き込み、自然と流れ出る涙の熱さを感じていた。
「さて、と。久幸、私はこれで病院に戻るから、お前はそのまま遊んでいなさい」
頭を撫で、頬に口付けを施して叔父はそう言った。
「いやぁ~。せ、先生。お願い、ペニスっ、ペニス欲しいのっ!」
ジャラジャラと四肢の動きを阻む鎖が音を立てる。
その音を心地良い音楽のように聴いていた叔父が微笑んだ。
「駄目だよ。今は私のジュースだけで我慢しなさい。帰ったら、もっとたっぷり飲ませてあげるからね。勿論、お前の欲しがるこっちにも、ね」
ズズっ、ズンっ! ズブブブっ、……ズンっ!
数回、バイブを尻穴から引き抜いては奥まで貫くのを繰り返された。
たったそれだけのことに、僕は大きな嬌声を上げてしまう。
「ひゃぎぃ……っ!! ひっ、ひっ、ひぎぃ~~~っ」
「ふふ。気持ちイイようだね。・・・おや、淫乱な久幸はココからも恥ずかしい汁を零してシーツを駄目にしてるんだね。仕方がない、私が栓をして上げよう」
腹にくっ付いて震えている僕の小さなペニスを掴むと、叔父が胸ポケットから取り出した体温計を尿道に差し込んで、クルクルと回し始めた。
慣れない太さの棒を尿道に強引に差し込まれて、叔父に散々調教された僕であっても悲鳴を我慢することが出来なかった。
「ぃぎぃいいいいいいいいいいい! ぎひぃいいっ! ・・・ぃぎぃっ、ぎぃいひいいいぃ~~!」
予想以上に大きかったのだろうか、手の動きはそのままに唇で唇を塞がれてしまう。
悲鳴を抑えるように何度も何度も舌で頬裏を舐め上げられ、いつしか舌を絡ませ合っていた。
濡れた舌の動きと手の動きが、僕の身体の疼きを更に酷く熱く高ぶらせていった。
剃毛され、子供のように何もない場所に入っている「玩具久幸」の刺青を、叔父のもう片方の手が淫靡に撫で回し始めると、もう何も考えられない。
ただただ。もっと僕を虐めて、と。
それ以外は何も。
体温計を強く押し込め、射精なしで達かせると、玩具はあっさり失神してしまった。
「ふふ。本当に可愛いな」
ピクピク震え続ける身体が愛おしかった。
いつまでも触っていたい。
「はぁ。仕方がない。病院に戻るか」
昼休みはとっくに終わっている時間だった。
さすがに、そろそろ戻らなければならないだろう。
後ろ髪を引かれたが、この可愛い玩具は逃げ出すことはないのだ。
自分から、私の腕の中に飛び込んでくる。
淫靡な刺青に口付けし、何度も舌を這わせて唾まみれにした。
小さな睾丸も転がして楽しむと、ゆっくりと部屋を出て玄関へと向かう。
服の乱れを正し、鏡で髪を整えて扉を開けた。
心地よい風が頬を嬲る。
まるで、久幸の舌のように。
私は小さく笑って歩き出した。
叔父(医者)× 甥(中卒) 催眠術、玩具扱い、歪んだ愛
「おいで。久幸」
叔父が僕を呼んでいる。
その長い腕を広げて。
ふらふらと誘われるように、僕はその腕の中へと歩いて行った。
「良く出来ました。……いつものように気持ちイイことをしながら久幸の病気を治療しようね」
優しく囁かれる言葉にコクンと小さく頷いて、自分から叔父の胸元に両方の手のひらをあてて縋った。
これでやっと、この身体に溜まっている熱を放出することが出来る、と。
どんなに、叔父の帰りを待っていたことか。
僕に巣くう完治が難しいという病気。
男を無意識に引き寄せるという淫気を叔父に治療してもらえるのだ。
さっきまで誰も居ない部屋で熱く疼く身体を必死に抑えていた。
まだ病気は治っていない。
早く薬を打って貰わなければならないと焦ってしまう。
重苦しい空気に窒息しそうだった僕は、叔父の腕の中で自分から服を脱いで診察の準備を始めた。
叔父の指が、そんな僕を褒めるように背中に回される。
大きな手のひらと何とも言えない暖かさに、心臓の鼓動がドクンと鳴った。
幼い頃から病弱だった僕は、医者である叔父の助言に従って高校入学をやめた。
両親も、病気を治すことが先決だと、それを賛成してくれたのだ。
だが本当のところ、僕は両親が思うほど病弱ではなかった。
高熱が出て寝込んでしまうのは、家を出て男の視線を受けることに恐怖を感じるからだ。
僕を見る男の視線が、何故か僕を怖がらせた。
服を剥ぎ取られ、何か不穏なモノで身体中を弄られて、僕ではない僕に変えられてしまうようで気持ちが悪くなるのだ。
同級生や上級生にも同じような気配を感じてしまい、僕は気が狂いそうだった。
或る日、耐えられなくなった僕は、医者である叔父にこっそりと相談した。
どうやったら、普通の生活が出来るようになるのだろうと。
「そうだね。治す方法はあるよ。でもね、それには時間が掛かるんだ。だから、せめて中学校は卒業しなければ駄目だ。そうしたら、私が君を全力で治療してあげよう」
優しい叔父のこの言葉に救いを求めた僕は、卒業出来るギリギリの出席を確保してこのマンションへとやって来ていた。
広い部屋を自室として貰い、もうすでに八ヶ月が過ぎている。
隣県にある高層マンションに叔父は一人で住んでおり、独身だったから僕も気兼ねなく同居することが出来たし、両親も安心して送り出してくれたのだ。
昼間は病院で勤務する叔父だったが、個人病院の院長で朝は重役出勤、夜も八時前にはマンションに戻って来てくれる。
そう、今日のように、僕の身体の熱を冷ましてくれる為に。
「熱はね、身体の中の悪いモノを出そうと頑張っているんだよ。だから、出来るだけそれを手伝ってあげなくちゃいけないんだ」
「身体が熱くなるのは、久幸の身体の中に男たちを惑わす悪い淫気が溜まっていて、外に出ようと足掻いている証拠なんだよ。だから、もっと身体を熱くして、悪いモノを排出しなくちゃね」
叔父に全裸を見られるのは恥ずかしかった。
その大きな身体に抱きすくめられるのも。
けれど、叔父の低い声で「これは治療だよ」と囁かれると何故かうっとりしてしまう。
幼い頃からそうだったように。
両親が留守の時、叔父が実家を訪れて、お医者さんごっこした時を思い出すのかも知れない。
そう、僕の身体は叔父の長い指に触られることに慣れているのだ。
「さあ、久幸。また悪いモノが中に溜まっているようだから、私が治療してあげるね」
何も遮るものがない僕の身体を、叔父が優しく見下ろして微笑む。
「うん、叔父さん。……あっ、間違えちゃった」
眉を顰めた叔父の機嫌を直そうと、シャツを羽織っていても分かる逞しい胸元に唇を寄せ、そっと上下に滑らせていく。
やがて辿り着いた場所は、大きなテントを張っていた。
ソレは、僕の身体から悪いモノを取り除いてくれる、この世で一番尊いモノ。
嬉しくてニッコリ笑った僕は、何の躊躇もなくソレをスラックスから取り出した。
太くて長い叔父のペニスは、もう先端が濡れていて僕を誘っているようだ。
口腔に咥え込み、舌で何度もディープスロートすると、更にソレが大きくなった。
咽喉奥を突く勢いに苦しいけれど、外そうとは思わない。
( コレは僕のモノ。誰にもあげない )
濡れて淫らなペニスを口から引き出すと、舌を伸ばして草叢まで何度も舐め上げる。
睾丸も舌で転がすように舐めて唾まみれにした。
「はぁああああ~。美味しいっ。せ、先生、お願い、します。僕の、僕の身体から悪いモノを追い払って」
濡れ濡れのペニスを両手で掴み、「コレで追い払って!」と上目遣いに叔父を見つめた。
妖しく光る叔父の目が、僕の身体をいっそう熱く高ぶらせていく。
( あぁ。早く、僕の淫乱な身体を鎮めてっ。このペニスで身体の中心を貫いてっ。お願いっ、お願いだからっ!)
身体の疼きは益々酷くなり、叔父のペニスで注射して欲しかった。
そう、幼い頃、何度も叔父の指でお尻の穴を弄られた時のように。
▲▲▲
幼稚園に通い始めた久幸に、何度欲情したことだろう。
同い年の子供たちが羨ましかった。
嫉妬に狂い、笑いながら立ち話をしている久幸を抱き上げて家に戻ったこともある。
兄夫婦が忙しい時、一人になる久幸と一緒に留守番をしながら、その柔らかい肢体を撫で回した。
その頃から、自分は狂っていたのだろう。
中途半端な催眠術を試みて、久幸の心に男という人種を恐ろしいモノだと刷り込ませた。
両親以外に頼れるのは、この私だけだと幾度も繰り返して。
繊細な心を持つ久幸は、あっさりと術に嵌まってしまい、今では私の玩具として順調に成長している。
自分から腰を振り、猛ったペニスを欲しがって懇願する様は、私の嗜虐嗜好を刺激して、深夜遅くまでその淫乱な身体を貪ってやまないのだ。
「せ、せん・・・せいっ。あぁああんっ! もっと、もっと突いてぇ~~」
何処もかしこも、実に私好みの身体と心の持ち主だった。
ワザと冷たく接すれば、どうにかして機嫌を直してもらおうと更に淫乱な行為を自ら進んでしてくるのだ。
「本当に可愛いな、久幸。お前は、私の大切な玩具だよ。いつまでも手元で虐めて嵌め殺してやるよ」
狂乱し、虚ろな目で私を見つめる久幸は、その言葉の意味を理解出来ていない。
けれども、私が優しく言葉を掛けたことが嬉しいのだろう、ニッコリと微笑んだ。
「いい子だ。私の言う通りに生きていくんだよ。そうしたら、お前を脅かすモノはどこかに行ってしまうからね。私だけを見つめていれば安心だ」
喋りながら右の乳首を捻ってやると、高い嬌声を上げて喜ぶ。
耳に心地よい声がもっと聞きたくて、左の乳首に嵌めてやったリングに指を引っ掛けて思い切り引っ張ってやった。
悲鳴を上げて涙をボロボロ零して悦ぶ久幸の唇に唇を寄せた。
無意識なのだろう、自然な仕草で舌を絡めてきた。
無垢で淫乱な玩具が可愛くて、キツい締め付けで私のペニスを咥え込んでいる尻の穴に指を二本、強引に差し込んでやった。
▲
太く長い注射が、僕のお尻に突き刺さっている。
けれど、これは僕の欲しいモノじゃない。
もっと歪に膨張し、濡れ濡れの赤黒いモノが欲しいのだ。
どこにあるのだろう。
必死に周りを見渡すけれど、ソレはどこにもなかった。
「ぃやぁああああ! や、だっ、ぃやだよぉ~~。どこっ、どこにあるのっ!」
どんなに叫んでも、僕の求めるペニスが見当たらない。
「やだっ、よぉ。おね、お願いっ。お願いだから、ペニスっ、ペニスっ頂戴っ!」
ブブブブブっ。ブブっ、ブブブっ。ブブブブ、ブブブブっ。
単調なリズムを繰り返すバイブじゃ身体の疼きを止められないのだ。
叔父の極太のペニスでなければ、僕の身体は満足してくれない。
欲しくて、欲しくて。
誰も居ない自室で、僕は叫び、ソレを求め続けた。
何時間経ったのだろうか。
扉の開く音がして、叔父が部屋の中へと歩いて来るのが見えた。
ベッドの上で全裸のまま仰向けになり、四肢全てを太いチェーンで繋がれて身体を開いている僕の元へとまっすぐに。
涎を口の端から流し、涙まみれの汚い顔と、握り手を残して尻の奥深くまで入っているバイブとを交互に眺めた叔父が笑った。
「どうだい? 久幸の中の悪いモノは出て行ったかな?」
ズンっとバイブをより奥へと押し込まれ、悲鳴を必死に噛み締めて抑えた。
こんなモノで悦んでいると思われたら、本当に欲しいモノが与えてもらえなくなる。
フルフルと顔を横に振り、叔父を見上げて懇願した。
「お願い、します。先生の、先生の太いペニスで僕の中を掻き回してっ! お願いっ、もう我慢、ぅくっ! 出来ないのぉっ~!」
僕の言葉に、叔父がニッコリ微笑んでくれた。
( あぁ、これで。この淫らな身体の疼きを止めてもらえるんだ )
安堵したのも束の間、おもむろにズボンのジッパーを下ろした叔父は自らの極太ペニスを取り出すと、僕の口へと無造作に突き入れてきた。
「ふむぅうううう~。んぐっ、ぐうぅ。んんぐっ、んっ、ぅぐぅううう~~っ」
咽喉の奥へと垂直に貫かれ、殺されるような恐怖を味わいながら、早く叔父を満足させようと口腔を震わせる。
「ぐっ」
どれくらい頬張っていたのか、呻くような叔父の声に、ハっとして口を窄めた。
次の瞬間、大量の精液が咽喉を濁流のように下っていく。
零すまいと必死に飲み込むけれど、口の端から次々と零れていってしまう。
「っふぅうう~~~。……はっ、はぁ、……はあっ……」
ようやく最後まで出し切って満足したのか、叔父が少し小さくなったペニスを引き出してくれた。
新鮮な空気が一気に流れ込んできて、僕は激しく咳き込み、自然と流れ出る涙の熱さを感じていた。
「さて、と。久幸、私はこれで病院に戻るから、お前はそのまま遊んでいなさい」
頭を撫で、頬に口付けを施して叔父はそう言った。
「いやぁ~。せ、先生。お願い、ペニスっ、ペニス欲しいのっ!」
ジャラジャラと四肢の動きを阻む鎖が音を立てる。
その音を心地良い音楽のように聴いていた叔父が微笑んだ。
「駄目だよ。今は私のジュースだけで我慢しなさい。帰ったら、もっとたっぷり飲ませてあげるからね。勿論、お前の欲しがるこっちにも、ね」
ズズっ、ズンっ! ズブブブっ、……ズンっ!
数回、バイブを尻穴から引き抜いては奥まで貫くのを繰り返された。
たったそれだけのことに、僕は大きな嬌声を上げてしまう。
「ひゃぎぃ……っ!! ひっ、ひっ、ひぎぃ~~~っ」
「ふふ。気持ちイイようだね。・・・おや、淫乱な久幸はココからも恥ずかしい汁を零してシーツを駄目にしてるんだね。仕方がない、私が栓をして上げよう」
腹にくっ付いて震えている僕の小さなペニスを掴むと、叔父が胸ポケットから取り出した体温計を尿道に差し込んで、クルクルと回し始めた。
慣れない太さの棒を尿道に強引に差し込まれて、叔父に散々調教された僕であっても悲鳴を我慢することが出来なかった。
「ぃぎぃいいいいいいいいいいい! ぎひぃいいっ! ・・・ぃぎぃっ、ぎぃいひいいいぃ~~!」
予想以上に大きかったのだろうか、手の動きはそのままに唇で唇を塞がれてしまう。
悲鳴を抑えるように何度も何度も舌で頬裏を舐め上げられ、いつしか舌を絡ませ合っていた。
濡れた舌の動きと手の動きが、僕の身体の疼きを更に酷く熱く高ぶらせていった。
剃毛され、子供のように何もない場所に入っている「玩具久幸」の刺青を、叔父のもう片方の手が淫靡に撫で回し始めると、もう何も考えられない。
ただただ。もっと僕を虐めて、と。
それ以外は何も。
体温計を強く押し込め、射精なしで達かせると、玩具はあっさり失神してしまった。
「ふふ。本当に可愛いな」
ピクピク震え続ける身体が愛おしかった。
いつまでも触っていたい。
「はぁ。仕方がない。病院に戻るか」
昼休みはとっくに終わっている時間だった。
さすがに、そろそろ戻らなければならないだろう。
後ろ髪を引かれたが、この可愛い玩具は逃げ出すことはないのだ。
自分から、私の腕の中に飛び込んでくる。
淫靡な刺青に口付けし、何度も舌を這わせて唾まみれにした。
小さな睾丸も転がして楽しむと、ゆっくりと部屋を出て玄関へと向かう。
服の乱れを正し、鏡で髪を整えて扉を開けた。
心地よい風が頬を嬲る。
まるで、久幸の舌のように。
私は小さく笑って歩き出した。
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