【 深紅の日々(弐)】 初出-2009.07.16

奉仕奴隷の少女が、王弟のペニスに奉仕する玩具奴隷へと変貌する話。 卑猥語過多、グロ、過激表現あり。


船内での過酷で卑猥な調教により、私は身も心も主人の奴隷となっていた。
連れ出された先は主人専用の王弟宮(赤銅宮)。
今まで通り、いいえそれ以上に奉仕するようになって数ヶ月が経っていた。
現王の弟である主人には、国内外から集められた何十人もの愛人、愛妾、そして妻たちがいた。
彼女たちは主人の後宮(九里宮)で日々を過ごしており、常に暇を持て余しているという。
何故なら、大勢の侍女と奴隷に傅かれ、綺麗に着飾って主人の寵を得る為だけに身体を磨いているのに、どういうわけか肝心の主人の方が彼女たちにあまり興味がないのだそうだ。
一週間に一度だけ、仕方なさそうにやってくる主人の訪れを待つのは辛いことだと思う。
選ばれようにも人数が多すぎるし、身分の高い女性が何度も優先されてしまうからだ。
当然のこと、誰もがそんな日常に飽き飽きしていて、主人に召された者が必ず翌朝使用するという大浴場で待ち構えては、コケ降ろして鬱憤晴らしの標的にするのだそうだ。
勿論、妃と呼ばれる方々は別として、ほぼ平等にそれは行われるという。
これまで主人から寵を与えられた者は現れておらず、そのことだけが彼女たちの救いになっているようだった。

そんな所へ連れて来られた私に皆の目が集中したのは仕方が無いと思う。
初日に赤銅宮に納められたことで、更に大騒ぎに発展したというのも当然だろう。
義務としてほぼ順繰りに夜を召される主人が、自ら選んで宮へと収納した奴隷。
容姿や性格を知りたいと訪れを待っていた彼女たちを尻目に、長い船旅から戻った主人は仕事が忙しいことを口実にして、中々後宮へ出向こうとはなさらなかった。
長年傍に置いている侍従長にせっつかれて、ようよう出向いた時も、性欲を満足させた後はすぐに出て行ってしまわれて、話すらなさらないというのだ。
私はというと、変わらず主人の寝室で奉仕する毎日を過ごしていた。
本来は私も後宮に納められる予定になっており、部屋も用意されていたらしい。
だが忙しくて手軽に気分転換をしたい主人が、兄王に許可を貰って私を手元に置くことにしたのだ。

船で一緒だった二人の侍女が私付きとなり、様々な事を伝授してくれている。
この国の言葉、歴史、産業、主人の仕事など。
過去に主人の不況をかって切り殺された女性たちの話や、後宮を牛耳っている女性と跡取りの存在も。
彼女たちは私に阿ることもなく、淡々と必要な知識と情報を教えてくれたのだった。
あくまでも主人専属の奴隷、性欲処理玩具として私を磨き上げる事に終始し、無駄話も楽しい会話もなかったけれど。
一歩も宮から出られず、誰とも笑顔で話すことのない私の心は、自然にかつ急速に主人へと傾いていった。
主人が九里宮に向かう夜になると、寂しくて悲しくて一睡もせずに戻って来るのを待つようになるほどに。
そんな私の気持ちを知ってか、主人は必ず早朝には戻って来て下さる。
そう、朝食の席に呼び寄せ、寂しいと泣いていた私を慰めるようにたっぷりと甚振ってくれるのだ。

仕事に出掛けるのをお見送りすると、私に待っているのは身体を調整する作業だ。
外出が許されず、陽に焼けない肌は真っ白で、毎日塗られる薬液の効果で吸い付く様なきめ細かさが鏡越しにも分かる。
多くの常備薬を調合され、身体は常に管理されていた。
主人の大切な精液が注がれる私の秘所と尻穴を、常に大量の水と浣腸で洗浄し、いつでも悦んで巨根を咥え込めるよう、内壁が過敏に反応する薬を飲まされている。
排泄行為すらも私の身体は快感として覚え、毎日の淫靡な行為が私の心を徐々に確実に壊していくのだった。

ベッドの上で、ただ主人の大きなペニスを待ち続ける玩具奴隷。
いつしか私はそんなモノに生まれ変わっていた。
常に、主人の長くて太い、カサの張ったペニスを思って身体を熱く疼かせる。
そんな私をより一層、主人は愛玩してくれると皆が教えてくれるのだ。
二人の侍女も専属薬師も、皆が皆、満足そうに私を見つめていた。
私が主人のペニスに仕える奴隷となり、それ以外を考えないモノになったことを。
主人が望んでいるモノに奴隷を作り変える。
それこそが彼らの仕事だからだ。

ヒクヒクと尻穴が開き、大きなモノに貫かれる自分が脳裏に浮かんでくる。
幾度も抜き差しされ、大量の精液を注がれた穴は常にポッカリと開いたままで、やがてそこから溢れ出すモノが伝い落ちて股間を濡らす場面が見えた。
ヒクヒクと震えて疼きまくる秘所を自分の指で慰めては、恍惚に塗れた顔を主人の肖像画に見せて慰めていく。
まざまざと脳裏に浮かんだその情景が真実の姿だと気付いた私は、傍にじっと控える侍女二人に頼み込んだ。
「もっとっ、もっと私を淫乱に仕立ててっ!」
うっとりと主人の凶器のようなペニスを思い浮かべながら叫ぶのだ。
そうよ、いつだって気付けばペニスの形、臭い、感触を思い出しているんだもの。
私を悦くしてくれるペニスに傅くのは当たり前のこと。
何一つ自分を誤魔化さず、皆が望む、主人の為すがままの生活を送っていく。
そんな毎日に満足し、今日もこれから抱かれる為の仕度に移るのだった。



午前中は前夜の激しい性交の余韻と、朝食の席での嬲りにグッタリとなる為、ベッドの住人となって過ごしていた。
勿論、そうなっても薬は飲まなきゃならないし、媚薬は身体中に塗り込められていた。
午後から管理栄養士の作った食事を摂り、私専用の仕度部屋で顔と爪の手入れ。
その間も前夜に中出しされたモノが溢れないようにと、主人の手で埋めて頂いたバイブが二穴を疼かせ続けている。
30分近くそんな状態のまま軽い運動で身体を動かすと、昼食時に飲んだ薬との相乗効果でお腹がグルグルと痛くなり、激しい排泄感に襲われてしまう。
切迫状況を見てとった薬師が、準備をするようにと侍女たちに視線を送るのが分かった。
恥ずかしいけれど一刻も我慢できない激しい便意に襲われていて、大量の汗が引っ切りなしに流れ続けていた。
指示された格好を喜んで取ってしまう私は、もうヒトではなかった。

尻を高く上げ、二本のバイブが良く見えるよう、そこに軽く力を入れていく。
二穴を貫くバイブの底には小さな穴があり、そこはプラスチックの詰め物で塞がれていた。
薬師はその詰め物を外すと、侍女から渡された大きな注射、・・・・浣腸液と水が大量に入ったものを秘所と尻穴に交互に注ぎ入れた。
尻穴には特大のものが三本、次々と息つく暇もなく入れられて悲鳴を上げるしかない。
秘所に浣腸液を使用しても意味がないのに入れるのは、私のその場所を常に綺麗にするのが義務だと教える為だという。
詰め物を元に戻すと、浣腸液によって私の全身が怖じ気と絶望に震え始めた。
じっと確認する三人の視線が怖い。その表情は、実験の結果を待つ研究者のようだった。
私の身体は余りに大量の水で満たされ、お腹がぽっこり膨れていた。まるで妊娠しているように見えることだろう。
「いひいぃ~~~~っ。ひっ、ひぎぃいいいいい~~~~っ。ゆ、ゆるし、てっ・・・、おねが、いぃ~~~。ひっ、ひぎぃいいいいいい~~!」
どんなに訴えようとも、浣腸にさえ感じて悦ぶ奴隷になるよう、三人の無情な視線が動くことはない。
そう、被虐奴隷でもある私は限界まで我慢するしかないのだ。

保存されている主人の精液を更に尻穴に追加され、排泄感に身体中が感じまくって、もう許して、何でもするから出させてっ、と懇願し続けていた。
冷淡に見続ける薬師と侍女の視線を前に、やがて私は壊れた。
だらしなく口を開いて唾液を流し、身体中が被虐の悦びに恍惚となってしまったのだ。
それでも排泄感が快感に勝ると、何度も何度も出させて欲しいと、涙と汗でぐちゃぐちゃになった顔で三人に訴えていく。
頭を地面に擦りつけては、必死に頼み込んでようやく許可がもらえた時、私の秘所は嬉しいと震えるように収縮し始めて、ガクガクと痙攣のような発作を起こしてしまった。
早く動け、という視線に急かされるように私は震えを止めると、身体を叱咤しながらノロノロと歩いて別室の扉を目指した。
四つん這いで進む私の代わりに、薬師が扉を手で軽く押して部屋に入るよう促した。
そこは私の排泄部屋として新たに用意された場所で、床全面が水を流せるよう改造されていた。
部屋の真ん中に大きな溝が一本作られている。
鉄製の金網が蓋として付けられていて、その溝を脚を開いて跨ぎ排泄するのだ。
初めて船の中で浣腸され、排泄させられた時には、羞恥と恐ろしいほどの快感に失神してしまった。
それなのに、今でも恥ずかしさは残るものの、喜んでこの身体を使ってもらう為には必要なことなのだと理解し、当然だと受け止めている自分がいた。

バイブを外してもらい排泄した後、侍女たちがたっぷりのお湯と水で二穴を洗い流し、利用可能の綺麗な状態へと戻してくれた。
グッタリした私は薬師と侍女らによって支度部屋に連れ戻され、手入れ専用の低いテーブルに俯いて寝かせられた。
ピクリとも動かない私の肩から背に掛けて、右の侍女ジュエラがクリームを万遍なく塗り込めていき、その間に左のファイラが別のクリームの準備を始めた。
背の次に尻、脚とジュエラの柔らかい手に撫でられ、自然ムラムラとした気持ちが湧き上がるのを抑えられない。
小刻みに震え、必死に触りたいのを抑える私の体を薬師が引っ繰り返した。
肩、胸、それからお腹、脚へと手際よくジュエラがクリームを塗り続ける。
仕上げだと、ファイラが私の秘所に特性クリームを塗り込めていった。
その指にさえ感じて喘ぐのを止められない。
ウズウズと身体が火照り、全身が激しく震え始めた。
その状態の私を紐でテーブルに縛り、20分間耐えさせる三人は悪魔でしかない。
ああ、それだというのに・・・。
観察者の目付きに感じて悦ぶ私は、主人専属の玩具奴隷として生きるに相応しい愚かで幸せな、人間でない「モノ」だった。

お湯を浸したタオルで何度も拭われて、ようやく綺麗に薬を流して貰えた。
10分程テラスに出されて、気持ちの良い日光を浴びる。
焼けないようにと薄い布を全身に纏って。
その後、浴室で髪を二人掛かりで洗髪されると、別室に連れて行かれて備え付けの霧のシャワー室に一人で入った。
全面鏡張りの小さな部屋に全裸の私が映り込んでいた。
身体中が火照り、何処も彼処もオンナの匂いを醸し出しているのが恥ずかしい。
それでも・・・。
私は脚を開くと、秘所に指を二本突き入れて大胆に弄ってしまう。
「・・・っ・・・あぁあ~~っ・・・。いっ、あぁあ~~~~~~っ。・・・んんっ、・・・んんんっ・・・いひいぃ~~っ! いぃいぎいぃいいい~~~~~~!」
やっと直接の刺激を受けて大悦びするそこを更に指を増やして掻き回す快感。
そんな恥ずかしい姿を、三人が隠しカメラで外から見ているとも知らずにもう一本指を増やしていく。
やがて、グッタリしたまま扉を開けた私に薬師が近寄ると、調合された薬湯入りのコップを渡してくれた。
何も考えず、一息に咽喉へと流し込んだ。
支度部屋へと戻り、三人で細微まで点検して納得すると、最後にまたも二穴に媚薬が塗りたくられて身体を疼かせてしまうことになった。
そうして、ようやくペニスに奉仕する玩具奴隷、・・・そう、「モノ」でしかない私が寝所へと送られるのだった。

調教時には常に入っている張り型やバイブも、この段階では滅多に使用することはない。
私の秘所も尻穴も、常に主人のペニスの大きさと形に拡がっており、いつでも挿入可能になっていたからだ。
幾重にも薄い布が垂らされた寝室は薄暗く、如何にもこれから情事に使用される淫靡な雰囲気を醸し出していた。
そんな寝室を見て簡単に煽られた私は、うっとりした顔でペニスを思い浮かべ、思わず舌で何度も唇を舐めてしまう。
部屋の隅で控える二人の侍女の目がそれを無言で見つめていた。
やがて、先触れが届くと、主人が戻られることを教えてもらった。
侍女二人が最終仕上げにと寝室に香を焚き染めていく。
もう少し増やしましょう、と新たに媚薬が追加されて身体は燃えるように熱くなっていった。

秘所は自らの淫液と媚薬に濡れ濡れ状態。尻穴も媚薬によっていつでも挿入出来る準備が整っていた。
私は長椅子から立ち上がり、股間から大量の淫液を溢しながらベッドへと上がった。
今か今かと主人を、・・・主人のペニスの訪れを待つ為に。



極まれではあるが、主人に連れられて九里宮を訪ねることもあった。
大浴場の一画に大きいテーブルを幾つも並べ、その上に寝そべった私の痴態で皆の鬱憤を晴らすのだ。
その余興に主人は興奮し、夜のお相手を九里宮の者から選んで愉しまれた。
前座のような仕打ちに悲しくなるけれど、普段は独り占めしているんだからと自分を慰めながら、今日も赤銅宮の部屋へと一人で戻っていく。
ヒリヒリ、じんじんと痛痒い穴を、ファイラが指で触り確かめてくる。
合図されたジュエラが沢山の薬のビンから軟膏を選んで持ってきくれた。
以前、この状態で主人がペニスを突き入れ、痛みに喘ぐ私をいつものように激しく使用されたことがあった。
翌日、当たり前だけれど酷く化膿してしまった。
使用出来るまで時間が掛かり、焦れた主人が九里宮で過ごされるようになったのは後宮の女性たちにとって幸運だったに違いない。
涙に暮れ、悲しみ嘆く私だったけれど、完治しないと更に足が遠のいてしまうのは分かっていたから、早く治ってと毎日毎日、星に願い続けた。

十日、十五日と主人のお召しがなくて、悲嘆するだけの私に九里宮から使者が訪れた。
急いで仕度を整えてもらい、二人の侍女に付いて来てもらった。
大広間に足を一歩踏み入れたところで、皆と談笑して楽しそうな主人の姿が視界に入ってきた。途端に胸が苦しくなってどうしようもない。
その股間には一人の女性が、逞しい胸には二人の女性が侍っている。
背後に三人の女性が主人の肩や首に手を回して撫で擦っており、笑う主人の口付けを強請っていた。
入り口で立ち竦む私に気付いた女性たちが歓声を上げた。
そう、嘲りと嘲笑を纏った甲高い声で。
急に冷酷な目付きになった主人が、私の背後に跪いて控える二人へと指示を出した。
「本当に使えるのか見せろ」
その言葉に、九里宮の女性や、その侍女たち、奴隷も我先にと手伝って恥辱の舞台を整えようとする。
幾つものテーブルや椅子が壁に寄せられ、主人の座る階段風の床の前に私は引き摺り出された。
周りに陣取った女性たちがハシャギながら服を破いていく。
首輪だけの全裸になった私の姿に、侮蔑の目で嗤い続ける者たち。
「開け」
主人の命令に嗤いながら従う女性たちに頭を抑え付けられて、冷たい床で強引に四つん這いにされていった。
方向転換だと首輪を掴まれ、息が苦しくなって顔を歪める私に、大勢の女性の罵声が飛んだ。
涙ぐみながらも身体は熱くなり、二穴を恥ずかしいモノで溢れさせている自分に嘆く。
主人が与えてくれた首輪には宝石が幾つも飾られており、意地悪な女性数人がさりげなく石を自分の宝石で傷つけて嗤い合っていた。

ブルブル震える腰を持ち上げて主人に見えるよう高く尻を掲げると、濡れまくるそこが顕になった。
「なに、コイツ。・・・見てよ、あんなに濡れて」
「まぁ、何て恥ずかしいのかしら。・・・さすが最下級の奴隷よね」
「誰が相手でもこんななのよ、きっと。哀れなモノだわ」
「ご主人様が、使えもしないくせに欲情する馬鹿奴隷を捨てるのも当然ですわ」
嘲り、酷笑、卑下の嵐に晒され、悲しくなった。
主人の助けなど勿論なく、逆に女性たちに強請られて私を辱めることの許可を淡々と出されてしまう。
「いぃひぃいいいいいいいいい~~~~~~~~!」
逃げ惑うことも出来ず、押さえ付けられたまま動くことも許されない。
「まんこだけだ。・・・尻は許さぬ」
その命令に歯軋りする女性たちの気配が漂う。
まだ主人が私を使う気があることに気付いたのだろう。

マドラーが集められ、長さも太さも別々のそれを一人ずつ突き込まれていった。
「いぎゃああああああ~~~~~~~っ。ひっ、ひぃぎいぃいい~~~~~~~~~~! ぐぅっ、うぎぃいい・・・っ、ひっ、ひぎぃいいい~~~っ」
三本入れられたところまでは数えていた。
四本目が入り込む前に思考は痛みに乗っ取られ、ただただ悲鳴を上げ続ける。
「・・・はっ、はぐぅうう~~~。・・・あっ、あぁっ・・・、あぐぅうう~~~~っ」
二十本近く差し込まれた後、やっとのことで突き入れが止まった。
けれど、秘所の奥で先端の太いモノが擦り合わさり、私を何度も絶頂に向かわせようとする。
ヒクヒクと身体を仰け反らせ、何度も襲ってくる震えに身を任せた。
「あが、がっ・・・。ひゅぎっ、ひぎっ、・・・ぃぎいいいい~~~~っ」
脚を大きく開いたまま、仰向けで細かく震え続ける私は自分の淫液にまみれており、皆から嘲笑されても反論出来ない有様だったと思う。
誰かが階段を下りる音が響き渡り、私の身体が持ち上げられた。
そう、目前に厳しい顔の主人があったのだ。
嬉しくて涙を溢す私の唇を奪い、分厚い舌が差し込まれた。
懐かしい体臭と口臭、与えられる唾液に身体が反応し、軽く絶頂した。
ふん、と舌打ちした主人は、軽々と私を横抱きにしたまま、
「戻る」
九里宮を後にすると告げたのだった。

背後では恐ろしい沈黙が漂っていたらしいが、私にはどうでもよいことだった。
あの夜の主人は激しくて素敵だった、と思い出して顔を赤らめる。
今日も彼女たちに酷く虐められたけれど、主人が戻ってすぐ使えるようにと尻には何も入れてはいない。
「はあぁぁ~~~~~っ。早くっ、早く帰って来てぇ~~っ。私を虐めてっ。・・・あぁっ、ご主人様ぁっ」
ベッドで悶える奴隷に、侍女たちの口の端が僅かに上がっていた。



今でも、私は主人の傍で寝食を共にしていた。
少女っぽさが抜け、女らしくメリハリのある身体つきになったと自分でも思う。
胸は大きく膨れ、乳首も簡単に摘める長さになっていた。
常に媚薬に浸したリボンによって淫靡に飾られ、主人に甚振ってもらうのを待っている。
腰の括れは、主人に直接巻いて貰うコルセットの賜物だろう。
秘所と尻穴は乾く暇もなく濡れ続け、私自身の淫液や頂いた大切な精液が、脚の至る場所にこびり付いていた。
人間としての私は完全に壊れてしまい、家族を思う心も羞恥心も他人への感情も持っていない。
主人のペニスに仕える玩具奴隷、そう「モノ」よりも下の存在となっていたからだ。
一年前、正式にペニス専属奴隷の称号を授与されたのだ。
「モノ」以下である私の持ち主は、主人ではなく、主人のペニス様となったのだ。
書状の代わりだと、背中にペニス様が刺青され、賞品だと舌とクリトリスを綺麗な宝石のピアスで貫かれていた。

今日は昼から出掛けるからと午前中からペニス様を尻穴に入れて頂き、いつものように一緒に朝食を摂っていた。
ここも食べなさいと秘所にも太い大根を一本丸ごと突っ込まれ、その苦しさと痛さを悦んで味わい尽くしている。
食事の途中に何度も舌を絡ませ合って、口移しにスープを飲ませて頂くのが嬉しい。
一口飲む毎に乳首を弄られ悶える私に、主人がうっそりと嗤った。
「お前の主は幸せだな」
嘲るような口調で耳元に囁かれたけれど、それさえ嬉しくてジンっと胸が熱くなった。
「あぁ、ペニス様に喜んでもらえるなんて・・・」
もっともっとペニス様に喜んでもらおうと私は尻穴の弛緩を繰り返していった。


爽やかな風の吹く広い庭で、侍従たちは薄目でそっと眼前の行為に注視していた。
この宮に連行されて久しい玩具奴隷が、身体をガタガタと震わせながら痛みと快感に喘ぎ声を上げていた。
時折、口移しで食事をもらうと、もっと欲しいと強請るように胸を大きく揺らしているのが分かる。
どんな淫乱な姿態も、彼らには興味の対象外だったが、主である王弟の機嫌の良さには安堵を覚えていた。
筆頭侍従である老人は、今日は別の用事があって出掛けていたが、これなら普段通りの報告が出来るだろう。
それでも薬師たちには、まだまだあの玩具奴隷の感度をより一層高める事に精進してもらう必要があった。
例えば、あの大根より一回り大きなモノを何か入れる、など主の嗜虐心が満足するようにだ。

長く患っていた兄王の病気が進行し、跡継ぎ候補が殺し合った結果、幼い子供一人だけが生き残った。
母親の身分は低く、その幼子の後継者となった主の生活は多忙である。
今後、更に忙しさに拍車が掛かるのは間違いない。
主の気分転換に最適なモノとして、この淫乱玩具奴隷は絶対に必要だった。
いつかは飽きる玩具だったが、それまでは主を楽しませる「モノ」として余計な傷一つも付ける訳にはいかなかった。
(どうせ、そのうち主の手によって痛め付けられるだろうからな)
玩具を構って遊んでいる主が今日も健やかなことに感謝すると、侍従の一人は車を用意するよう部下に命じた。

何が気に入ったのか、異国の少女が主の目に留まった。
多少の金と引換に少女は「モノ」として購入され、主へ捧げる贄と決まった。
初日から飽きることなく使用された少女は心身ともに玩具となり、手術によって孕まぬその場所は主だけを咥え続けている。
いまだ次の贄は現れておらず、主の興味もこの玩具にしか向いていなかった。
当分続くであろう激務で疲れた体を少しでも癒してもらえるよう、ご満足頂けるようにしなければならない。
その使命感を胸に抱いて、王弟に仕える者たちは今日も自分の知識と経験を生かして、大切な主の為に玩具を磨き続けるのだった。
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