【 未来の光 】 初出-2009.07.20

家族に捨てられた少年を調教し、新たな飼い主へと売り渡す話。


その少年は、まだ成長途中の細い体格でありながら爆乳の持ち主だった。
女のように繊細な貌とのアンバランスに驚き、誰もが一度は見つめてしまうに違いない。
細い首には藍色の幅広の首環が溶接されていた。
へそにくっ付くほど勃起したペニスはベったり貼り付いた白いモノ塗れで、何とも言えない淫靡さが漂っている。
根元には金の環が嵌められていて、少年に射精の自由を許していないのがハッキリと分かった。

潤んだ瞳で教師を見つめ、口付けを強請るように顔を寄せる少年。
普通なら排泄にしか使わない穴を凶器で貫かれており、その激しい突きをやめてもらおうと、自分を牝犬扱いしている教師に懇願し続けていた。
「お、お願いっ、しま・・・すっ・・・。ぬ、抜いてぇえええ~~~っ」
けれどその願いが叶ったことは一度もなかった。
教師にとってこれは教育の一環だからだ。
少年は止まない突き上げに悲鳴を上げた。
「あぁ~~~っ。あっ、ああっ、お、お願いぃい~~~~~!」
その紅く染まった唇に魅せられ、教師は少年をもっと喘がせようと舌を伸ばしてプックリ膨れた口蓋を舐めてやった。
「ふうぅ~、んんっ! ・・・んんっ、んんっ」
ちゅぶっ、むちゅぅ。
濡れた音が周囲に響き渡る。
「んんっ、・・・ふっ、ぅうぐっ、んっ、んっ」
唇の膨らみを咥えては舐め、舌を差込んでは歯の表も裏も舐めてやった。

息苦しさに顔を背けようとする少年の顎に手を掛けて固定すると、教師は続きを強制した。
「んっむっ~。んんぅ~、んっ・・・。ふぅむぅうう~~~~っ」
綺麗な涙も美味くて、突き上げを激しく繰り返しながらべろっと何度も舐めてやった。
唾さえ甘く感じて、どれだけでも飲めてしまえそうだ。
顔を歪ませている少年が可愛くて、舌を絡ませたまま、お返しだと自分の唾を強引に飲ませていった。
「うぐっ・・・。んんっ、んぅうううぅ。ううぅううう~~~っ、んっ・・・、んんっ」
時間を掛けて大きくした爆乳がゆさゆさと揺れていた。
教師の手が見事な乳を持ち上げていく。
乳首ごと揉みこんでやると、激しい快感に襲われたのだろうか、少年は下半身を擦り付けるようにグイグイと動かしてきた。
射精したくて堪らないっ、と縋るように舌を絡ませたまま見つめてくる。
予定通りの仕上りに、咽喉の奥でクククっと嗤ってしまった。
満足すると同時に、まだまだ躾けを厳しくしなくてはならないと思う。
せっかく可愛がってやっているのに、さっきのように嫌がることも多いのだ。



この学園は、金持ちの子息専用の学校として某人物が創設した場所だ。
表向きは大人しい生徒が多く、自分から未来に禍根を残すような行いはしない者がほとんどである。
世に出たらどこかで会ってしまうそれなりに狭い関係者同士なのだ、当然だろう。
誰もが適度な距離感で付き合い、勉強を続けていた。
そんな中にあって、少年はこの学園一の乱暴者として有名だった。
背は高くなかったものの有名人の子供であり、それに媚びへつらう学生がいて十数人のグループを作っていた。
足癖が悪く何か気に入らないとすぐに蹴るのは日常茶飯事で、言葉も汚かったからクラスのみならず校内中から避けられていた。

ある日のこと。数日とはいえ同学年の一人を入院させてしまう事件が起こった。
大問題である。普通ならば暴力少年を断罪するなり警察沙汰になったことを憂うものだろう。
だが、この学園は違った。教師や学生達は事件を信じられず、首を傾げてしまったのだ。
少年自身はどう思っていたのか不明だが、実は喧嘩が弱くて威張っているだけの口先タイプだと誰もが見抜いていた。
そしてそんな彼を、面倒な奴だ、と遠巻きにしていただけである。
物を蹴るから乱暴者なのは間違いない。
だが、少年が誰かに手を出したことは一度もなかった。
「いつものように蹴って終わりじゃなかったのか?」
「さぁな、どうでもいい。馬鹿だから引き際を間違えたんだろ」
何か突発的、偶発的な出来事が事件を誘発したのだと、誰もが思った。

少年のグループ連中は、面白がったと同時に、ああこれでアホ観賞も終わりか、と残念がっていた。
彼の愚かさを上から目線で楽しむ者と、アホだと思いながら眺めている者で構成されていたから誰も彼を庇うことはしない。
唯の寂しがり屋が一人で乱暴ぶっているのが物珍しかっただけである。
教師の方は流石に放っておく訳にもいかず、双方に聞き取りを行った。
ちゃんと話を聞いてみれば、その学生の方が先に手を出してきたのが発端で、すぐに互いの両親の間で和解が成立してしまった。
今時珍しい四男の彼に、両親も甘やかし過ぎたと反省したのだろう。
少年は退学することになり、事件の数日後には学園を去っていった。

両親にとって少年は可愛い息子である。それは間違いない。
だが、同時に上の三人の子息も可愛いし大切だった。
このままだと彼らの将来に傷が付く。
いやその可能性があるだけで困るのだ。
退学手続きを取るに際して、両親は内密にある提案を学園長へ打診することにした。
長男だけは両親の考えを止めようとしたものの、賛成多数で決定してしまった。
『弱い者は去れ。力は正義である』
こうして、家訓によって一人の寂しがり屋の少年は家族から捨てられることになった。

▲▲▲

あの事件の翌日、昼になる前だったろうか。
担当教科を持たない俺は学園長室に呼ばれていた。
「今の受け持ちは二人でしたよね、ギガ先生。あと一人増えそうなんです」
大丈夫ですよね、と断定するように言われた俺は、一応断るフリをしてみた。
「それって、例の子ですか。・・・う~ん、一人はもうすぐ卒業ですから、まあ」
学園長は俺の言葉にウン、と頷いて組んでいた脚を床に下ろした。
何故かと言うと、部屋の隅にいた飼い猫が近寄って来たからだ。
「でも購入者がいますかね。止めといたらどうです?」
足癖の悪い乱暴な子ですよ、と買い手が付かなかった時のことをチラっと尋ねてみる。
だが、学園長はニッコリと笑った。
「大丈夫ですよ。元からその子を気に入っていた人がいましてね。事件を知ってすぐに連絡が来ました」
その胸元には抱き上げられた灰色の猫がいて、俺を馬鹿にするかのように睨んでいる。
「その方がすでに手を回して、両親にそれとなくウチのことを教えたそうです」
相変わらずくそムカつく猫だった。
少しは飼い主に似て表向きだけでも愛想よくしろ、と俺は猫と睨み合ってしまい、理事長の説明を話半分で済ませていた。

しばらくすると、例の少年の両親が退学手続きをする為に学園を訪れた。
事務関係の書類はすでに手渡されており、この学園長室には最後の挨拶と迷惑を掛けた謝罪に来たという。
両親は学園長の座るソファの後ろに俺が立っていたから少し驚いたようだった。
だが、気にすることなく示されたソファに座る仕草は、さすが有名人だけあって堂々としていた。
「こちらは教師のギガ先生です。とても優秀で頼りになる方です」
学園長は俺を紹介したものの、担当教科も経歴も何も伝えなかった。
資格こそ持っているが、俺は表向き臨時教師として、だが裏では別の要員として採用されている。
多分、その別の何かをすでに悟っているであろう両親は、淡々と俺に目礼しただけだった。

「・・・ということで、学園長さまには感謝しております。あと、これは内輪の話としてお聞き頂きたいのですが」
謝罪の言葉もそこそこに本題に入ろうとするのは、実の息子への後ろめたさなのか。
それとも面倒は早めに終わらせようということなのか、判断は難しいものだ。
何度かこんな場面に立ち会っているが、その時々の事情で子供を預けるから親の心情も態度も同じものはなかった。
さて、今回はどうかな、なんて興味津々で権力者と有名人の三人を観察させてもらうことにしたのだが。
最初から両親の方がブチ込んで来た。
「学園長先生。貴方に、いえ貴方の持っていらっしゃる力に全てを一任させて下さいませんか」
母親の勢いに釣られるように、父親が続けた。
「ぜひ、ぜひ私どもの息子を・・・貴方のお力で更生させて頂きたいのです。お願い致します」
いや、あんた達、ソレって人身売買だって本当に分かってるのか。
(早々に見捨てる宣言かよ)
自分の今やっている仕事は綺麗に無視して俺は心の中で突っ込んでいた。

こんなクズから引き離して正解かも知れないな、と俺は両親の言動をそれとなく確認しながら思った。
(噂では寂しん坊だというし、なら少し優しくしてやれば調教も進むか)
今後の調教方法を考えている俺の目前を灰色猫が通り過ぎていく。
母親の方の香水が嫌いなようで彼女の対角線にある机の奥で丸まってしまった。
「・・・力とは何のことか分かりませんが。・・・ご子息を私、いや私どもに、でしょうか」
「はい。宜しくお願い致します」
スっと風呂敷に包まれた何かが学園長の前に差し出された。
少し考えるフリをした学園長が徐に頷いて、これまたスっと風呂敷を後ろの机へと手を伸ばして置いていく。
それに驚いた猫が一目散にカーテンの中へ飛び込んで逃げたのが愉快だった。

両親がスッキリした顔で部屋を出て行くのを俺が睨んでいると、学園長がおかしそうに笑って言う。
「君は、いやウチの者たちは、仕事は仕事と割り切って楽しむのに、・・・普通の常識は捨てないんだよね」
「ほっといて下さい」
俺や同僚は、確かに調教を受け持っているし生徒には厳しいけれど、それなりに愛情だって持って接しているのだ。
少なくとも例の少年は、あの家庭で飼い殺しにされる又は他所にやられて潰れるかよりもマシな生活が送れるはずである。
「いや、君の考え方は間違ってるよ。ギガ先生」
俺の心の声にツッコミを入れる学園長を無視すると、俺はさっきまであの両親が座っていたソファに移動した。
勝手に座ったけれど、それに学園長が何かを言うことはなかった。

ともかく、これで俺たちの組織は新たな依頼を受けることが決定した。
そう、この学園で行っている仔犬の、正しくは牝犬の調教請負という裏の仕事が入ったのだ。
珍しいことに今回は依頼者が二重になってしまった。
本来の依頼主と、その依頼主に唆されて実の息子を手放した愚かな両親という二件が同時に来たのだ。
「ということで、あの少年の再教育をお願いしますね」
早速、学園長は猫の姿を探すように身体を動かしながら俺に調教を指示した。
「・・・学園長、一応、言っておますが、あの両親は躾けを頼んだだけですよね」
息子を見捨てたのは間違いないが、それでも万が一、後から返してくれと言われても困るのだ。
本来の依頼者とは正式に書類を交わすことになっていた。
しかし、あの両親とは金銭のやり取りと言葉のみである。
「いやいや。親御さんは彼を一人前に育ててくれ、とウチに任せてくれたんだ。やはり、期待には応えてやらんとんな」
それを知っている学園長も、文句を言われる前に早めに調教に取り掛かるべきだと言っているのだろう。

退学手続きが済み次第、極秘裏に少年は学園から少し離れた建物に再入学することになる。
そこで厳しい再教育という名の調教を施され、依頼者の手に渡される卒業式を待つのだ。
「まあ、あの両親が返せ、と言って来ても、彼が厳しい教育に耐え切れず逃げ出した、とでも言えば済みますがね」
俺の言葉に、学園長がニッコリ笑って頷いた。
「そうだね。・・・彼らも我が子を捨てた事実を私や君からバラされたら生きていけないからね」
ようやく見つけた灰色猫を抱き上げた学園長は嬉しそうに笑った。
「で、次は普通に躾けていいんですか」
俺の言葉に、学園長は机の中から一枚の書類を出して読み上げた。
「今度の依頼は、・・・え~と、爆・・・乳? の依頼が入ってますね。じゃあ、宜しくお願いしますよ」
風呂敷ごと机の二段目の引き出しに無造作にお金を仕舞った学園長は、これで終わりだと手をヒラヒラさせて俺を部屋から追い出した。
(はあ、今度は爆乳、ねぇ)
毎回、色んな趣向に合わた指示を受けるのだが、正直ろくでもない依頼ばかりだった。



最初は普通の食事量を与えておき、徐々に最低まで落としていった。
衰弱してもらっては困るが、主人となる相手を傷付ける体力を持たせる訳にはいかないからだ。
その量に慣れ始めたら、次は栄養の偏りをなくす為に流動食へと切り替えた。
腰の括れを出すためにキツくコルセットを装着し、ペニスの根元にリングを嵌めていく。
これは、好きな時に射精出来ない苦しさと、我慢した挙句の射精感を交互に与えて覚えさせる為だ。
こうして主人への懇願の仕方と、セックスの快感を身体に教え込んでいくのだ。
同時進行で、毎日、乳房を強引に絞り出し、綺麗に形作って縄で縛った。
縄を外している間は、自分の掌で何度も揉むように命令を出しておく。
勿論、乳首も長く摘めるように洗濯バサミで止めてやった。
そんな風にじっくり時間を掛けて身体を改造していった結果、指が僅かに触れるだけで、布に身体が擦れただけで声を上げるように仕上がっていった。

毎朝、朝食だと俺のミルクを飲ませ、その後片付けを口でするよう徹底させた。
敏感な肌に勃ったままの乳首が布に擦れ、喘ぎながら与えられた制服を身に付けていく少年を見るのは楽しいものだ。
つい、脱がせて大きな胸にむしゃぶり付いてしまうのはご愛嬌だろう。
個別の勉強部屋に少年を連れて行き、基本教科を教えていく。
ジンジンっと疼く身体を嬲るように見つめるだけで、一度も触ってはやらなかった。
悔しそうに、それでいて羞恥に真っ赤になった顔で見つめられ、可愛い奴だと思った。
昼の食事として、今日はミルクを五杯与えることになっていた。
俺、学園長、俺と同じく調教を受け持っている教師三人分だ。
全員のを溢さないよう咽喉奥に注ぎ、後始末までさせるのだ。
勉強が終わり、昼食の時間になった。
抵抗することもなく、自ら口を大きく開く少年に目を眇める。
涙目になりながらも一滴も溢さなかった少年に俺は誇らしくなり、頭を撫でてやることにした。

少年の仕上り具合に、皆が満足の表情で部屋を出て行った。
去り際、学園長からお褒めの言葉を頂いた俺は、いい仔だったと少年にねっとりと痺れるような口付けを与えた。
もう一つおまけだと、尿道も同時に指先で弄り回してやった。
悦びに激しく喘ぐ少年を見て、機嫌の良かった俺は更に深く指を入れていった。
口を塞いだまま何度も何度もペニスと尿道を虐め、激しく善がらせ続ける。
善過ぎたのか、少年の身体が屑折れそうになった。
床に落ちる寸前に支えると、容赦ない力で頬をバシバシっと強く叩いて引き起こした。
「この俺にお前を運ばせる気じゃないだろうな!」
「・・・ぁ・・・、い、いぇ・・・。・・・す、みま、せ・・・ん・・・っ」
少年は、ヨロヨロと身体を犬の姿勢にすると、尻を大きく持ち上げて俺に見せるように何度も上下に振り続けた。

尻の狭間がモノ欲しそうにパクパクと開閉を繰り返すのが見えた。
その様子に、今日は一度も突き入れていなかったことを思い出した。
「よし、ストップだ、牝犬。俺の息子を入れてやる。感謝しろよ」
「は・・・、はぃ・・・。ありがとう、ござ、います」
尻振りを止めた少年は片手を双尻にあてがい、自ら穴を大きく開いていく。
(よし、かなり拡いてるな)
ぱっくり開かれたソコは、ひくひくと蠢いて男を誘っていた。
ようやく、拡張の成果が出てきたようだった。
その誘う動きを満足気に見ながら、俺は最終目的を思い出していた。
この牝犬を飼う主人の依頼は、爆乳の他に確か本物の犬と交尾出来ることだったと。
(やはり、もう少し大きくするか)
長年使われる内に拡張されるに違いないが、最初に適度に拡いておくのもサービスだと思った。
調教のスケジュール変更を申し出よう、と少年の尻穴を貫き激しく抜き差しを繰り返しながらそう考えた。
そのうち、犬を連れて来て真似事だけでも味合わせてやらなければならないだろう。
いきなり本物を突っ込んでは、狂って使い物にならなくなってしまう。
(徐々に犬のアレに馴染ませなきゃな)
勿論、本番は取っておくのが筋だろう。
自分の選んだ犬を嗾けて、牝犬が初めて犯される様を楽しみたい主人は多いのだ。
 
この牝犬を犯す予定の犬種を学園長から依頼主に尋ねてもらわなければならなかった。
同じ犬種でなければ、本番で怖がって上手くいかない可能性が出て来る。
それを記憶に刻むと、俺は少年の尻穴を本格的に愉しむことにした。
(あぁ、何てイイ仕事なんだ)
勉強を教えるのも楽しいが、これ以上に自分を満足させる仕事がないことを俺は知っていた。



ギガ先生の太い指が、僕の尻穴をグニュグニュと弄って気持ちいい。
僕の淫乱な身体が仕上がるのを主人が待っているぞ、と囁きながら虐めてくる。
もうすぐ、僕はこの学園を卒業することになっていた。
そうして本来の主人に手渡されるのだ。
僕の部屋には、主人から送られてきた銀の首輪にリード、スケスケのブラジャーにペニスをすっぽり包み込む特注の布が数枚あった。
これらは全て黒い箱に収められており、その出番を待っている。
「牝犬として飼われる人間に服が必要だと思うか? ほら、主人がお前の為に用意してくれた品だ。毎日眺めて感謝するんだな」
そう言って、ギガ先生が僕の机に置いていったのだ。
この箱を開き、中のモノを身に付ける卒業式には主人が立ち会うと聞いていた。
牝犬として主人に与えられたモノだけを飾った状態で、僕の旦那様になるという犬と交尾しながら服従の誓いを立てるのだと。
僕の尻穴はその旦那様にだけ捧げられ、主人は口と乳房しか使用しないという。

ギガ先生は、怯える僕に暗示を掛けるように毎日痛みと快楽を与えていった。
「卒業まで玩具で我慢しなさい。抜いては駄目だ」
ここ暫らく、本物のちんぽが与えられていなかった。
玩具だけでは尻穴を塞ぐ圧倒的な重量感が満たされない。
触れることすら許されなくて、悲しむ僕の気を紛らわせるように先生は尿道を少しずつ大きくする調教を始めていた。
「追加依頼が有ったのさ。この穴で犬の、お前の旦那様のザーメンを受け止められるようにしてくれ、と」
僅かな期間しかないからピッチを上げるぞ、と笑う先生が怖かった。
「別にココに犬のアレを突っ込む訳じゃない。パーティの余興にするんだとさ」
自分のそこがドンドン拡張されていくのを見るのは悲しかった。
でも一番大きな感情の揺れは、先生と離れる寂しさだ。
「ずっと、ずっと先生と居たい」
そう呟いた僕を先生は張り飛ばした。
床に蹲る僕の背を、足で数回蹴り付けてくる。
悲鳴を上げて転がる僕の腕を掴み、勢いよく引き寄せると顎をガシっと掴んで上向かせた。
「いいか! お前は卒業するんだ。甘ったれるな。俺達や卒業生、今も調教中の牝犬に恥をかかせるんじゃねえ! 主人一筋、どんな命令だろうと喜んで脚を開いて受け止めろっ」
「・・・あ、・・・ああっ・・・っ・・・」
「分かったのか! 何なら精神壊して本物の犬にしてやるぞ。どうする?」
普段のギガ先生と全く違う、その形相に、僕はブルブルと身体を震わせて必死に顔を横に振った。
(怖いっ。怖いっ、怖いよぉ)
これまでだって怒られて来たけど、これほどの恐怖は初めてだった。
「す、すみ、・・・すみませ、んでした。・・・ぼ、僕はっ、主人の、・・・牝犬で、す」
俯いた瞬間、自分の指がペニスを握っているのが視界に入った。
無意識とはいえ、どうしてこんな状況でそれを触っているのか分からずパニックになる。
(あぁあああああ~~~~っ。・・・どう、してっ。ど、うして僕、・・・勃起して・・・)

信じられないと、自分の股間を見つめる僕の頭上から先生の声が聞こえて来た。
「ほおぉ~。蹴られて感じちゃったってか? この淫乱、変態牝犬め!」
「・・・あ・・・あああ~~~っ! ・・・いぃ、いぃやあああああ~~~~~~っ」
太い指を二本同時に尿道に突き入れられ、激しく抜き差しされる。
ズボっ、ぬぷっ、ググリっ。
「ひっ、ひいぃいいいいいい~~~~~~~~!」
ぬぷりっ、ズボっ。
ズンっ、ズズズっ。ズブリっ。
時にリズミカルに響き渡る恥ずかしい音が僕を狂わせていく。
「あぎぃいいいいいいい~~~~~っ。ひぎっ・・・ひぐぅっ。う、うぅぐうううううう~~~~っ」
乳首を貫いて取り付けられたガラスの環を引っ張られた。
「ぃぎゃあああああああ~~~~~っ。あがっ・・・、が、がぁはっ・・・、はっ、はがぁああっ」
もう片方の環も捻る様に引っ張られて、僕は痛みと快感に舌を出して喘ぎ続けた。
「いいぃぎいいいいい~~~~っ。・・・いいっ、いいっ!・・・あはぁ、ああぁ~~~~っ、あんっ、あぁあんん~~っ」
「どうだっ、牝犬! 気持ちイイか?」
ギガ先生の興奮している声にすら感じてしまう。
「はあぁああ~~~~~、ん、んんっ! いいっ、いいっ、いいぃいいいのぉおおお~~~っ! もっと、もっとぉおお~~~っ」
どうしてこんなに感じるのか。何が今までと違うのか分からなかった。
「いいっ、いいっ、痛いのぉおおっ、いっ、いいぃよおぉおお~~~~~~っ」
でももう、この被虐の喜びを与えてくれるモノなら何でも構わないと叫び続けていた。



僕を購入したという主人は、僕の父より年上のようだった。
ドキドキする僕に優しく笑い掛けて下さり、プレゼントだと箱を渡してくれた。
中を開いてみると、それは成人男性の指二本分の太さもある淫棒だった。
「どうだね、お前の淫乱穴には小さ過ぎるかな」
入れるところを見せるよう命令しているのだと分かった。
それを断る権利など牝犬の僕は持っていない。
「ご主人さまぁっ。・・・こ、この、淫乱な尿道を、じっくり、み、見て下さいぃ~~~~っ」
口の端を上げる主人に胸が更にドキドキしてしまう。
「ひゃぎぃいいいいいいい~~~~~~~~っ、ひっ、ひぎぃいいいいい~~~~~」
痛くて痛くて堪らなかった。それでも手の動きは止まらない。
「うぐっ、ぐうぅふぅっ、・・・ぐぎぃいいいいいい~~~~~~~!」
かなり拡張された尿道でも、初めての大きさに時間が掛かってしまった。
それでもようやく握り輪だけを残して最後まで淫棒を押し込むことが出来た。
ホっとする僕に主人が、いい仔だ、と優しい笑みを見せてくれた。

特注されたという新しい淫棒を尿道に挿したまま、僕はゆっくりと地面に腰を下ろした。
「あぎぃいいいいいいいいいいいい~~~~っ! ひぎっ、ぎっ、ぎひぃいいいいいいいいい~~~~~~っ」
大きなモノを入れたまま座ったことで、初めての角度に尿道の中の粘膜が激しく擦られ悲鳴を上げてしまう。
「いい声だな。・・・これなら余興に充分だろう」
満足そうな主人の言葉が微かに耳に入って来る。
目前の主人と旦那様に、この淫乱な姿をもっと良く見て頂こうと僕は顔を上げた。
「クククっ。よくここまで調教したものよ。学園長には礼をしなければな」
尿道に突き刺さっている淫棒の上部をグイっと更に奥へ押しながら、主人がギガ先生を振り返った。

主人の足元には、行儀良く座る大きな犬が一匹。
その犬、いや、彼が僕の旦那様だと紹介されていた。
長いベロで顔中を舐められて顔がベタベタになったけれど、不思議なことにもう何処にも不快感はない。
「ありがとうございます。・・・では、そろそろ儀式に入りたいと思います」
ギガ先生は主人と旦那様に少し下がって欲しいと告げた。そして僕を見下ろすと視線を強めた。
それの意味することを正確に把握した僕は、小さく頷いて姿勢を四つん這いへと変えていった。

最初の宣誓だと、まずは主人のザーメンを顔に掛けてもらった。
いい仔だ、と頭を撫でられ、ホっとする。
綺麗に清めようと暫くちんぽを舐めさせて頂くと、やがてそれは元の逞しい状態へと戻っていった。
嬉しい、と微笑んだ僕の咽喉に、いきなり主人のちんぽが突き込まれた。
慌ててそれに舌を絡め、もう一度奥へ注いでもらう為に必死に咥え込む。
次のが与えられるには時間が掛かった。出してもらおうと必死になって舌を絡め続けた。
頭を大きな手で押さえ付けられ、出すぞ、の言葉と同時に発射されると感激に咽び泣いてしまった。
きっと安心したのだと思う。
これまで不安で不安で仕方がなかったから。

主人は僕を気に入ってくれたようで、射精が終わる寸前に僕の口からちんぽを引き抜くと、身体全体にザーメンを振り掛けて下さった。
その後、舌に残しておいた僅かなザーメンを差出して確認してもらうことに。
これが僕の服従の証となった。
主人は鷹揚に頷くと、その舌からザーメンを指で掬い取って僕の首環の布で拭った。
ギガ先生が差し出した専用のカッターを手にして、教わった通りに僕の首に溶接されている環を切り取っていく。
慎重な手付きで僕の環が切られ、主人の手に落ちた。
躾け中の証である藍色の布がくすんで見えるのは気のせいだろうか。
布を環から強引に剥ぎ取った主人が、懐から取り出したライターで燃やし始める。
僕はその光景に何故だか胸が苦しくなってしまった。

▲▲▲

ライターを胸元に戻すと、注文した銀の環とリードを手に取った主人が僕の顎を持ち上げた。
「さて、帰るとするか。うん?」
いいな、と確かめるような言葉に、これで卒業の儀式が終わったことを知った。
「はい、ご主人さまぁ」
嬉しくて見えない尻尾を振り続ける僕の首に、主人の手で銀の輪とリードが取り付けられていく。
リードの持ち手を座ったまま動かない忠犬、いや、僕の旦那様の首輪に結びつけた主人が満足気に頷いた。
すぐに歩き出すのかと思っていたら、手を伸ばされて僕の巨大に膨れてみっともない乳房を揉み揉みされ始めた。
「いいデカさだ。だが、もう少し大きくしてもいいな。私の手でもっと大きくしてやろう」
頭上から囁かれる言葉に、僕はポーっとなった。

一度は理事長と挨拶を交わし、歩き出した主人だったが、
「そうか、忘れていたな。せっかくの初交尾だ。大勢に見てもらわんとな」
そう言って、さっきまでいた儀式用の場所へと僕と大型犬を戻らせた。
ギガ先生が立会人となり、僕と旦那様である本物の犬との初めての交合いを見届けてもらおうというのだ。
「さあ、お前の旦那様のシェリアーだ。今日は朝からこれも興奮しておったよ。頭のいいオス犬だからな、何かを感じていたんだろう」
僕の前へと大型犬を呼び寄せた主人の言葉が、どこか他人事のように聞こえていた。
内容なんてどうでも良かったのだ。
ただただ、これからこのシェリアーが僕の旦那様としてこの淫乱な身体を弄ってくれるのだと、そう思ったら。
一刻も早く、その大きなちんぽを疼きまくっている穴に差し込んで欲しかった。
「さあ、お前達の性交を皆さんに御覧頂こう」
主人の言葉に、シェリアーが静かに立ち上がり、僕の元へと匂いを嗅ぎながら近付いて来る。
「上手に出来たら、来週呼ばれているパーティの余興にシェリアーと一緒に連れて行ってやろう。お客様に喜んでもらう為にお前を飼うのだからね」
後半の主人の声はおぼろげにしか聞こえなかった。
何故なら、我慢出来ないのか僕の腹を舐めた旦那様が、尻穴を目指すように顔を突き込み、やがて濡れてザラザラの舌が入り込んだからだ。
僕の思考が被虐へと引き摺り込まれていく。
犬に押し倒され、赤ちゃんがオシメを換えるような格好で服従することさえ惨めとは思わなかった。
とんでもなく長い舌に奥まで貫かれ、僕のソコは喜びに淫汁を溢し始める。
愉しそうに僕達を見つめる主人も、ギガ先生の存在も遠くに消えていた。
(早く、早く、早くっ! 早くぅううううううううう~~~~~~~~っ)
肉球が僕の双尻に乗せられた。
涙と涎を流しながら、僕はその時を待った。


「いや~、実に興奮する卒業式だったな」
「ああ、俺も久しぶりにイイ素材を躾けられたと思ってるよ」
自分が躾けた牝犬が飼い主に気に入られたようでホっとしていた。
「ギガ先生、次の調教はもう?」
「ああ。うちの学園長、ほんと金にガメついよな。俺達にも休暇ぐらい与えて欲しいものだ」
次から次へと依頼してくる好き者たちよりも、学園長の金への執着の方が凄いかも知れなかった。
あの牝犬の両親からは結局一度も連絡は来ていない。
だがそれでいいのだろう。あれはもう人間ではない。
牝犬として飼われることを自ら誓い、雌犬として雄犬に嫁いだのだから。

同僚も俺も本職の教師としての休みなどないに等しかった。
だからこそ調教で憂さを晴らしている部分も大きかったが、それにしても少しは休みが欲しいものだ。
そう呟いた俺に前後の二人が頷いた。
「だよぁなぁ。でも、好きなだけ可愛い男の子を虐めて遊べるんだ。文句を言う訳にもいかないだろ」
「確かに」
「そうだな」
同僚二人と校舎に向かいながら、俺は今送り出した牝犬のことを考えていた。
想像以上に良い仕上がりで、本当は俺も手元にずっと置いておきたいのが本心だった。
だが、今日の宣誓を見た限りでは、手放して正解だったのだろう。
「さあ、家に帰ろう」
声を掛けられた牝犬は、嬉しそうに主人と犬を見つめていた。
俺には見せたことのない、実にうっとりとした表情を晒して。

ここで躾けられた通りの四つん這い歩きを一度も崩すことなく、牝犬は嬉々として車に乗り込んでいた。
今後一生、二足歩行することはないだろう。
先に車に乗った本物の犬は、嫁の尻穴を長いベロで突いては何度も喘がせていた。
あの犬から嫁として認められたからには、これから一生傍に仕え、交尾という凌辱を受け続けることになるだろう。
だがそれに反抗することも不満に思うこともない筈だ。
最初に本物の犬を連れて来て調教を始めた日のことを覚えている。
あの牝犬は、本物の犬を怖がりながら、それでも逃げることなく犬が近寄って来るのを黙って待っていた。
多分、あの頃から覚悟は出来ていたし、自分の性癖がそれと合致することも自覚していたに違いない。
主人の方は、飼い犬二匹の様子を口の端を上げながら見下ろしていた。
時折、爆乳を揉み揉みしては少年の嬌声を楽しみ、尿道に装填されたままの淫棒を抜き出しては差込み直しているようだ。

悦びの声を上げて主人らに使えている少年の姿を思い出して、これで良かったのだと俺は微笑んでいた。
嗜虐の主人に被虐の牝犬。
人間の尻を犯すように調教された雄犬と、それを受け入れるよう調教された雌犬。
カッチリ組み合わさった変則カップルだと、俺のどこか深いところがジンっと震えていた。

卒業した牝犬の未来に、これほど確かな光を見ることは滅多にない。
儀式の最中で、これは駄目だと思うことも多いのだ。
正直、ほとんどの牝犬がすぐに飽きられて売られるか、使い捨てられていく運命だった。
頑張れよ、と呟き、俺は先に進んでいる同僚たちに追いつくよう足を速めた。
校舎の一室では、次の少年が疼きに震えながら俺を待っている。
彼もあの牝犬のように、主人に愛されるように躾けてやろう、そう思った。
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